moomoo Auto Trader

米株・米株オプションの自動売買プロジェクト — ダッシュボード&アイデアハブ

Phase 0 完了 OpenD 10.3.6308 稼働 SDK moomoo-api 10.3.6308 ペーパー口座 acc_id=999361 戦略方針 検討中

📈プロジェクト概要

moomoo証券OpenAPIを用いた米株・米株オプション・ETFの完全自動売買プロジェクト。 btc自動売買(bitbank)=暗号資産、楽天押し目ハンター=半自動米株(API無し)に対し、 本プロジェクトは 完全自動化の米株・オプションレイヤー を担う。 宇宙×原子力×ARポートフォリオの執行レイヤー一翼でもある。

🔧moomoo APIで今できること

相場情報(Quote API)

リアルタイム株価
US・HK・A株。米株LV1は無料、Nasdaq Basic+TotalViewで40段板
ローソク足
1分〜年足。過去データ+ストリーミング購読
板情報・ティック
板10段、約定ティック、時分足。購読+コールバック
スクリーニング
業種/概念プレート、PE/PB/時価総額/出来高フィルタ
オプション
チェーン・期日一覧・略式コード解決 (例: JPM 260320 267.50C)
資金フロー
大口/中口/小口の資金流入出、主力動向

取引(Trade API)

発注/修正/取消
指値・成行・ストップ・トレーリング等の主要注文種別
口座/ポジション/資金
複数口座横断、通貨別残高、PDT残数、マージン余力
注文・約定プッシュ
状態変化の非同期コールバック
拡張時間帯
プレ/アフター/オーバーナイト発注対応
ペーパー口座
アプリ同期のSTOCK_AND_OPTION、リスクゼロで戦略検証
アルゴ注文
TWAP / VWAP の照会対応

💡戦略アイデア(Phase 1で絞り込み)

IDEA 01

宇宙×原子力×AR戦略の自動執行化

9999.投資の目標PFをmoomoo APIで自動リバランス。押し目→分割指値→配分維持。楽天押し目ハンター戦略の完全自動版。

相性:★★★★★ 難易度:★★★ スピード:中
IDEA 02

米株オプション定型戦略

カバードコール・キャッシュセキュアードプット。チェーン取得・発注が整っており相性◎。Greeks機械管理。

相性:★★★★ 難易度:★★★★ スピード:遅
IDEA 03

btc自動売買戦略の米株移植

engulfing_daily mean_reversion_long breakout_long crash_reaction を米株ユニバースに移植。

相性:★★★★ 難易度:★★ スピード:速
IDEA 04

夜間押し目ハンター(楽天版の自動化)

ATR分割指値・RSI・20日MA乖離を完全自動化。日本時間23:30-翌6:00の急落を機械的に拾う。

相性:★★★★★ 難易度:★★ スピード:速
選定結果は Vikunja ID 5(2026-04-24期限)で壁打ち、Obsidian/Master/99_投資/moomoo_stocks/01_戦略候補評価.md に記録

🔗他プロジェクトとの連携

プロジェクト連携ポイント方向
btc自動売買戦略ロジック・日次バッチ・ダッシュボード基盤の流用btc → moomoo
宇宙・エネルギー・AR目標PF・撤退ルール・保有銘柄を執行対象として参照双方向
楽天押し目ハンターmoomooで相場取得+発注プラン生成→楽天で手動入力の半自動パイプライン化moomoo → 楽天
BTC戦略(分離課税)PF全体のリスク配分で隣接
PM Knowledge Hub運用ナレッジ・障害対応手順の蓄積moomoo → PMHub

📊フェーズ進捗

フェーズ内容ステータス
Phase 0環境整備: OpenD+SDKインストール、ペーパー口座Hello World、注文ラウンドトリップ完了
Phase 1戦略方針確定、戦略書執筆、バックテスト、Intel Loop設計進行中
Phase 2ペーパー1ヶ月運用、監視基盤、Nasdaq Basicカード判断未着手
Phase 3本番小額稼働、VPSロック解除運用の確立未着手
Phase 4運用額拡大、PF統合、自動リバランス未着手

Phase 1 タスク(Vikunja Project 9)

IDタイトル優先度期限
9Intel Loop設計の壁打ち(情報収集&取り込みループ)High2026-04-18
5戦略方針の壁打ち(4候補から絞り込み)High2026-04-24
6戦略書 02_strategy_design.md の執筆High2026-05-01
7日本口座(FUTUJP)本番口座の有無確認Medium
8US Securities LV3 表示の謎を調査Low

Vikunjaで開く

📈ライブデータ

最初の実データとして Watchlist タブに7銘柄の詳細データを投入済み。以降、戦略稼働・資金フロー・PFミラー等を順次追加。

✅ Watchlist(実装済)
SMR / SERV / LUNR / NNE / SNAP / MVIS / VUZI
価格・バリュエーション・財務・52週レンジ・資金分布・セクター
🪣 口座サマリ(Phase 2)
acc_id=999361 (SIMULATE)
資金・ポジション・当日P&L
📈 稼働中戦略(Phase 1末)
戦略名・エントリー条件・シグナル
🔗 宇宙×原子力×AR PFミラー(IDEA 01採用時)
目標PFと現在保有の差分

💻技術スタック

レイヤー採用
証券APImoomoo OpenAPI(OpenD 10.3.6308 / moomoo-api 10.3.6308)
言語Python 3.13
ゲートウェイmoomoo OpenD(ローカルGUI稼働)
取引環境SIMULATE → REAL(GUI手動ロック解除必須)
バックテスト候補backtrader / 自作(btc基盤流用)
デプロイ想定Hostinger VPS /root/moomoo-bot/(Phase 3〜)
ドキュメント起点 docs/00_project_knowledge.md、API仕様 docs/reference/moomoo-API-Doc-en-Python.md
Skills/moomoo、公式 install-moomoo-opendmoomooapi

🔍Watchlist

Loading…

データソース: moomoo OpenAPI (get_market_snapshot + request_history_kline + get_capital_distribution + get_owner_plate)。 更新は scripts/fetch_watchlist.py を手動実行、将来 cron / n8n で自動化予定。

💰Portfolio — 楽天証券 + moomoo 統合ビュー

楽天証券 → 口座管理 → 保有商品一覧 → CSVダウンロード でエクスポートした Shift_JIS CSV を指定。 アップロードすると public/data/portfolio.json に保存、サーバー側で原本は保持しません。
📝 moomoo 実ポジション: Phase 0 ペーパー口座のみ(acc_id=999361)、実発注なし。Phase 3 本番稼働後に get_position_list 経由で自動合流予定。

🧠AIレポート — Claude + Perplexity 日次ポートフォリオ分析

まだレポートは生成されていません。「今すぐ生成」を押して Claude Opus 4.7 によるレポート生成を開始してください。
💡 moomoo 相場データ + yfinance ニュース・アナリスト評価・マクロを統合した日次分析が得られます(1回約$0.5〜1.2)。

📚Watchlistカードの12指標を深掘りする

Watchlistタブの各銘柄カードに表示される12項目(時価総額/PER/PBR/ROE/EPS/1株純資産/配当利回り/振れ幅/売買代金/出来高比率/特大口ネット/bid-ask)は、それぞれ 会社の評価・リスク・需給の別の側面を映します。

このページは「単独で何がわかるか」だけでなく、 「複数を掛け合わせて何が見えるか」まで踏み込むリファレンス。 moomooで取る数字をそのまま発注判断に結びつけるための、実務寄りの学習ページです。

🔍12指標の解説

01
時価総額 (Market Capitalization)
時価総額 = 株価 × 発行済株式数

わかること: 市場がその会社全体に付けている値段。会社の「規模感」を表す最重要指標。

  • < $300M (超小型): ニュース1本で±30%動くボラ天国。流動性低くスリッページ大。
  • $300M〜$2B (小型): 個人投資家主導、テーマ相場の主役。
  • $2B〜$10B (中型): 機関の目が入り始める。決算で素直に動く。
  • $10B〜$200B (大型): S&P500級、ETFに組み込まれ需給が安定。
  • > $200B (超大型): AAPL/MSFT級、インデックス連動。個別ニュースの影響限定。

💡 戦略への示唆: 小型ほど高リターン高リスク。自動売買では時価総額$500M以上のフィルタを入れると流動性不足での約定事故を大幅に減らせる。

02
PER / P/E Ratio (株価収益率)
PER = 株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)
または PER = 時価総額 ÷ 純利益

わかること: 今の株価が「年間利益の何倍」か。投資回収年数として読むとわかりやすい。PER 20倍なら、利益が今のままなら20年で元が取れる計算。

TTM(Trailing Twelve Months)は直近12ヶ月の実績ベース。Forward PERは予想ベース(moomooは通常TTM)。

  • < 10倍: 割安 or 業績悪化懸念。配当株・バリュー株領域。
  • 10〜20倍: 市場平均。S&P500の歴史平均は15倍前後。
  • 20〜40倍: 成長期待が織り込まれている(グロース株)。
  • > 40倍: 期待先行、業績が伴わないと下落リスク大。
  • マイナス (赤字): PERは定義不能。「」表示。NuScale・Oklo等の事業開発中企業が典型。

💡 ワナ: PERが低い=割安とは限らない。業績が今期・来期で急悪化する予想だと「万年割安」になる。同業他社と比較してはじめて意味を持つ。

03
PBR / P/B Ratio (株価純資産倍率)
PBR = 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)
または PBR = 時価総額 ÷ 純資産

わかること: 仮に会社を今すぐ解散して資産を売却したら、株主はいくら取り戻せるかに対する価格。

  • < 1倍: 理論上「解散価値以下」。割安だが、資産の質が疑われているケースも多い(万年赤字の鉱山・小売等)。
  • 1〜3倍: 適正レンジ。
  • 3〜10倍: 無形資産(ブランド・特許・ネットワーク効果)を織り込む。IT・製薬に多い。
  • > 10倍: 実物資産を持たないソフトウェア・AIスタートアップで頻出。極端な成長期待。

💡 使い方: PBRは資本集約型ビジネス(銀行・重工業・エネルギー)で有効。ソフトウェア企業のPBRは意味が薄く、ROEと組み合わせて見るべき。

04
ROE / Return on Equity (自己資本利益率)
ROE = 純利益 ÷ 純資産 × 100%
※ ダッシュボードでは算出値を表示

わかること: 株主から預かった元手で、どれだけ儲けを稼ぎ出せているかという「資本効率」。経営の巧拙を最もよく表す指標の1つ。

  • > 20%: 超優良。長期で株価が指数を上回りやすい。ウォーレン・バフェットの好物。
  • 10〜20%: 良好。米国主要企業の平均はこのレンジ上部。
  • 5〜10%: 平均的・やや低い。業種次第。
  • < 5%: 資本効率悪い。万年不採算の懸念。
  • マイナス (赤字): 資本を毀損している状態。スタートアップ初期は当然、成熟企業だと深刻。

💡 ワナ: 高ROEは借金で自己資本を小さくしているだけのこともある(財務レバレッジ)。ROE分解(デュポン分解)で「売上高利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ」に分けて、どこで稼いでいるかを見るのが本来。

05
EPS / Earnings Per Share (1株あたり利益)
EPS = 純利益 ÷ 発行済株式数

わかること: 1株が稼いでいる金額。絶対額より、YoY成長率(前年同期比)とコンセンサス予想とのズレ(サプライズ)で読む。

決算発表で市場が最も反応するのは「EPSが予想を上回ったか/下回ったか」。EPSサプライズはウォール街の共通語。

💡 決算プレイ: EPS発表の前後でボラティリティが跳ねる。Earnings Dateをカレンダーに入れて、ポジション調整・オプションIV戦略の候補にする。自動売買では「決算前後24時間はポジションを閉じる/新規開かない」ルールが定番。

06
1株純資産 / BPS (Book Value Per Share)
BPS = 純資産 ÷ 発行済株式数

わかること: 1株が裏付けている「解散価値」。PBRの分母に相当。

株価がBPSを下回る銘柄は、理論上の解散価値以下で買えることになる。ただし市場は無能ではなく、そこには必ず理由がある(資産の質、将来の損失、訴訟リスク等)。

💡 使いどころ: BPSは減損余地を見る指標にもなる。帳簿上の資産に「のれん」「無形資産」が多い会社は、それらの減損でBPSが突然下方修正される(AT&Tのケース等)。

07
配当利回り / Dividend Yield
配当利回り = 年間配当金 ÷ 株価 × 100%

わかること: 現在の株価で買った場合の「年間の配当収入率」。米国では四半期配当が一般的。

  • 0% (無配): 成長企業(利益を再投資)。今回のWatchlistの多くが該当。
  • 1〜3%: 一般的。
  • 3〜5%: 高配当。配当貴族(Dividend Aristocrats = 25年連続増配)銘柄が多い。
  • > 6%: 超高配当。減配リスクに要注意(株価下落で利回りが跳ね上がっているケースも)。

💡 戦略上の役割: カバードコール戦略やBuy-Writeでは、配当利回り + オプションプレミアムでインカムを積み上げる。配当の権利落ち日(Ex-Dividend Date)前後ではオプション権利行使が発生しやすく、戦略設計時に要考慮。

08
振れ幅 / Amplitude
振れ幅 = (当日高値 − 当日安値) ÷ 前日終値 × 100%

わかること: その日の値動きの大きさ。短期トレーダーの最重要指標。

  • < 2%: 大型・安定銘柄。デイトレには物足りない。
  • 2〜5%: 普通。
  • 5〜10%: 材料あり、モメンタム乗っている。
  • > 10%: 爆発的ボラ。SMRの今日(12.6%)が典型。

💡 自動売買での活用: ブレイクアウト戦略の「ブレイク幅」を振れ幅ベースで定義すると、銘柄間で平準化できる。ATR(Average True Range)の日中簡易版と考えるとよい。

09
売買代金 / Turnover
売買代金 = Σ(約定株数 × 約定価格)

わかること: その日に動いた「お金の量」。出来高(Volume)より大事。低位株1億株 < 高位株100万株。

  • < $10M: 超薄商い、成行注文は即スリッページ発生。
  • $10M〜$100M: 中規模。個人サイズなら問題なし。
  • $100M〜$1B: 機関が入っている普通の銘柄。
  • > $1B: 超流動的。AAPL・TSLA級。

💡 自動売買の流動性フィルタ: 「日次売買代金の平均×過去20営業日」で銘柄スクリーニングし、$50M以下を除外するのが個人レベルの実務ルール。

10
出来高比率 / Turnover Rate
出来高比率 = 当日出来高 ÷ 発行済株式数 × 100%

わかること: その日に「株式の何%が所有権移転したか」。異常な高騰・急落の前兆を捉えるのに最適。

  • < 0.5%: 平穏。
  • 0.5〜3%: 普通の活況。
  • 3〜10%: 大きな材料が入っている可能性大。
  • > 10%: 異常事態。SMRの24.7%が典型(決算・M&A・空売りスクイーズ)。

💡 複合シグナル:株価急騰 + 出来高比率 > 10% + 特大口ネット+」の3点が揃うとブレイクアウトの信頼度が高い。自動売買のエントリー条件に組み込める典型パターン。

11
特大口ネット / Super Order Net Flow
特大口ネット = 特大口買い − 特大口売り
※ moomooは1回の約定サイズで小/中/大/特大に分類

わかること: 機関投資家・ヘッジファンドが今日その銘柄を買い集めているか/売り抜けているか。

  • + (プラス): 大口が買い越し。株価は上がりやすい。
  • − (マイナス): 大口が売り越し。株価急騰中でも「機関は降りている」シグナル。
  • 絶対額が大きいほど信頼度高い。

💡 使い方: 「株価 +5%だが特大口ネットがマイナス」の銘柄は、個人の高値掴みで動いている典型パターン。翌日以降の下落確率が高い。逆に「株価横ばいだが特大口ネット大プラス」は仕込み局面の可能性。moomooの大きな強みの1つがこのデータ取得。

12
bid / ask (買気配 / 売気配)
bid = 買い手が出している最高値
ask = 売り手が出している最安値
スプレッド = ask − bid

わかること: 今この瞬間に即時約定させるための価格。

  • スプレッド < 0.05%: 超流動的。大型株で通常。
  • 0.05〜0.5%: 普通。
  • > 0.5%: 薄商い。成行注文は危険、指値推奨。

💡 自動売買での含意: スプレッドは必ず損失として乗ってくる取引コスト。短期トレードで勝率55%あっても、スプレッドで利益が食われる。moomoo APIの order_book で板10段を取れば、指値の最適位置を動的に算出できる。

🎯指標の掛け合わせ — ここからが実戦

Watchlist タブの各銘柄カードには、以下 6 つの 🎯 掛け合わせ指標🟢 良好 / 🟡 注意 / 🔴 危険 / ⚪️ N/A で 自動判定されて表示される。このページは「その判定ロジックの教科書」。 値そのものより 組み合わせの意味 を押さえるのが目的。

🎯 PER × PBR — ミックスド・マルチプル(グラハム基準)

ベン・グラハムの割安判定。PER × PBR < 22.5 が伝統的な安全圏。

PERPBR判定解釈
<15<1.5🟢 バリューグラハム基準クリア。業績悪化の罠には注意
>25>3🟡 高成長期待ピーク警戒、調整時は押し目候補
>25<1.5🟡 一時的悪化利益圧迫・資産健全。回復プレイ候補
<15>3🟡 成熟優良ROEで説明可能、自社株買いで純資産圧縮の可能性
PER×PBR < 22.5🟢 割安圏グラハム基準クリア
PER×PBR ≥ 22.5🔴 割高圏成長性で割高の説明が要る
PER赤字🔴 赤字PER評価不可。PBR・資産ベースで判断

💡 グロース株では機能しない。PEGと併読すべし。

🎯 ROE × PBR — デュポン思考

理論的には PBR ≒ ROE × PER。ROEが高い会社はPBRが高くても正当化される。

ROEPBR判定解釈
≥15%≤2🟢 バリュー×高収益最良パターン。市場が気付いていない好機
<5%≤1.5🟡 バリュートラップ警戒割安には理由あり。ファンダ精査必須
≥15%>3🟡 妥当だが脆弱ROE鈍化で一気に崩れる
<5%>3🔴 期待先行実力を伴わない高評価。極めて危険
ROE赤字🔴 赤字純利益が出ていない。資産毀損のスピードに注意

💡 「ROEが高いのにPBRが低い」は見逃されやすいアルファ。最優先で注目。

🎯 売買代金 ÷ 時価総額 — Daily Turnover Ratio(流動性評価)

1日の売買代金が時価総額の何%かで、板の厚み・注目度・個人マネー比率を測る。

比率判定解釈
≥5%🟡 過熱爆発的注目度。個人マネー主導で翌日以降の反動に注意
1%〜5%🟢 健全流動性十分、仕掛けやすい相場
0.3%〜1%🟡 薄商いポジション構築は小口で分割推奨
<0.3%🔴 閑散スプレッド広く成行き不利、必ず指値

💡 過熱 (≥5%) は「良さげに見えるが悪い」。機関よりも個人の注文で回っている場合が多く、翌営業日に反転しやすい。

🎯 振れ幅 × 特大口ネット — モメンタムの質

大口マネーの裏付けのないボラティリティは個人祭り。振れ幅 (amplitude) ≥ 5% を「大きい」と判定。

振れ幅特大口ネット判定解釈
大 (≥5%)プラス🟢 本物の上昇機関マネーが裏打ち。ブレイクアウト戦略の王道
大 (≥5%)マイナス🔴 個人祭り機関は降りており、翌日以降の反落リスク大
小 (<5%)プラス🟢 静かな仕込み機関が静かに買い集め。近いうちに大きく動く可能性
小 (<5%)マイナス🔴 緩やかな衰退買い手不在。避けるべき相場

💡 「静かな仕込み」は 最も美味しいエントリー。ただし気付かれにくいので日々のスクリーニングが命。

🎯 52週高値位置 × 出来高比率 — トレンド診断

高値からの距離と、当日の出来高比率 (turnover_rate) で相場のステージを判定。

52週高値からの位置出来高比率判定解釈
−10%以内≥3%🟢 ブレイク直前52週高値近辺で出来高急増、ブレイクアウト成立寸前
−30%〜−50%≥3%🟢 底入れ候補調整後の反転の芽。分割買いで仕込み
−50%以下<0.5%🔴 長期低迷深い下落+閑散、様子見フェーズ
−50%以下≥3%🟡 キャピチュレーション投げ売り終了シグナルの可能性、反発狙いは小口で
その他🟡 中立トレンド診断は中立ゾーン

💡 「底入れ候補」を拾えると期待値が跳ね上がる。ただし落ちるナイフを掴まない分割エントリーが前提。

🎯 スプレッド率 (ask − bid) ÷ 現値 — 取引コスト目安

成行き発注時の実質コスト。小型株・時間外・薄商い時に広がる。

スプレッド率判定解釈
<0.1%🟢 狭い取引コスト小、成行き可
0.1%〜0.3%🟡 普通許容範囲、大口は指値推奨
≥0.3%🔴 広い取引コスト大、必ず指値で

💡 スプレッドが広いときに成行き発注すると、不利な価格で約定して初動から含み損を背負う。

🎯 PEG ratio — 成長率を考慮した割高・割安判定

PEG = PER ÷ EPS成長率(%)
= PERが成長率を考慮した上で高いのか安いのかを測る指標
※ EPS成長率 = (今期EPS − 前期EPS) ÷ 前期EPS × 100

判定の基本(標準定義):

PEG判定意味
< 1🟢 割安成長率の割にPERが低い。割安と評価される
1 〜 2🟡 妥当成長率とPERがバランスした水準
> 2🔴 割高成長を織り込みすぎ。割高ゾーン
EPS赤字⚪ 測定不可PER自体が計算できないため PEG も原理的に不可

データソース: moomoo APIは成長率データを提供しないため、yfinance (Yahoo Finance) から trailingPegRatio を補完取得。

💡 NVIDIA・Teslaの全盛期は PEG 0.7〜1.0。グロース株でPERが高く見えても、成長率で割れば割安なケースは多い。
⚠️ EPS赤字の銘柄では PEG は構造的に測定不可。参考として 売上成長率 (revenueGrowth) をノートに併記するが、PEGの代替判定には使わない(意味が違うため)。
⚠️ yfinanceは無料・非公式。データ遅延や取得失敗で N/A になることがあるが、そのときは他指標で総合判定する。

🧭 組み合わせ読みのワークフロー — 実戦での手順

単独指標で判断せず、以下の順で ピラミッドのように絞り込む

  1. ① トレンド段階を確定 — 「52週高値位置 × 出来高比率」で、ブレイク直前 / 底入れ / 長期低迷 を仕分け。様子見ゾーンは即除外。
  2. ② モメンタムの質を判定 — 「振れ幅 × 特大口ネット」で、機関マネーが味方かを確認。個人祭り・緩やかな衰退なら見送り。
  3. ③ バリュエーションの健全性 — 「PER × PBR」「ROE × PBR」「PEG」で、株価水準が業績・成長に裏打ちされているかを確認。期待先行・割高圏は慎重に。EPS赤字銘柄は PEG が機能しないので、売上成長率フォールバックで補完判断。
  4. ④ 流動性と執行コスト — 「売買代金÷時価総額」と「スプレッド率」で、実際にポジションを建てて降りられるかを確認。閑散・広スプレッドは指値必須。
  5. ⑤ 全体評価を言語化 — 「🟢が何個 / 🟡が何個 / 🔴が何個」で総合判定。🟢が4つ以上&🔴ゼロが理想。

💡 「🟢🟢🟢🟢🟢🟢」の全面青信号は滅多に出ない。そのレアケースこそ ホームラン候補
逆に「🔴🔴」以上が混じる銘柄は、どんなに魅力的なストーリーがあっても見送る。

📌 判定閾値について

現在の閾値は一般的な目安値を採用。将来、実データでの勝率バックテスト結果を踏まえて調整予定。

  • PER×PBR 22.5 → グラハム『賢明なる投資家』
  • ROE 15% / PBR 2 / 3 → 国内外のクオリティ投資ファンドの一般的基準
  • 振れ幅 5% → 米株小型グロースの「話題性あり」閾値
  • 出来高比率 3% / 0.5% → S&P500平均(0.8%前後) を目安に上下ゾーン分割
  • スプレッド 0.1% / 0.3% → 主要ブローカー推奨の成行き許容範囲

💡 これらは硬直したルールではなく、「どの指標も想定値から大きく外れたら疑え」という警告閾値。

よくある罠

1. 赤字企業のPER/ROEは「—」表示になる

SMR, NNE, SERV等の開発フェーズ企業では、PERとROEは意味を持たない。代わりに「売上成長率」「キャッシュバーン率(四半期現金消費)」「現金残高÷バーン = 資金枯渇までの四半期数」を見る。

2. 高ROEは借金で作られているかも

ROE = (純利益/売上) × (売上/総資産) × (総資産/自己資本)。最後の項は「財務レバレッジ」で、借金が多いほど高くなる。高ROEでも負債比率が高いと倒産リスク。

3. PBRは「のれん」に要注意

M&Aで積み上がった「のれん」は、業績悪化時に一気に減損される。AT&Tが2022-2023年に巨額のれん減損で株価暴落した例が有名。

4. 配当利回りが急上昇したら減配を疑え

株価が下がったから利回りが上がっているだけの「値下がり高配当」は、次の四半期決算で減配アナウンスされるリスクが高い。

5. 出来高比率だけで判断しない

出来高比率が急増しても、ニュースの質(好材料/悪材料)を確認せずにエントリーすると逆方向に突っ込む。自動売買では最低1時間の価格方向性確認を条件に加えること。

📈実務での使い方 — moomoo自動売買での流れ

  1. ユニバース設定: 時価総額 $500M以上 + 日次売買代金 $50M以上 で絞る。流動性確保。
  2. セクターローテーション: セクタータグでCONCEPT/INDUSTRYを確認し、テーマ性がある銘柄を優先。
  3. バリュエーションスクリーン: PER × PBR < 22.5(グラハム)、PEG < 1.5。ただし赤字企業は別ルール(売上成長率重視)。
  4. シグナル待ち: 振れ幅 >5% + 出来高比率 >3% + 特大口ネット >0 の3条件一致で候補化。
  5. エントリー: 板情報でスプレッド確認、指値で分割エントリー(ATR基準で3段)。
  6. ポジション管理: エントリー後もROE・EPSの四半期更新を監視、悪化なら撤退ルール発動。
  7. 決算ゲート: Earnings Date ±1営業日はポジションを閉じる(既定ルール)。

💡 このフローをPythonで自動化するのが IDEA 04(夜間押し目ハンターAPI版) の中核。Phase 1戦略書で詳細設計する。

📚 より深く学ぶなら

書籍
『賢明なる投資家』ベンジャミン・グラハム
『ピーター・リンチの株で勝つ』
『ウォール街のランダム・ウォーカー』
データソース
SEC EDGAR(決算生データ)
Finviz(スクリーニング)
TradingView(テクニカル)
moomoo App(この基盤)
自動売買実装
backtrader(バックテスト)
QuantConnect(クラウド運用)
本プロジェクト docs/reference/